占いの結果を信じて占いにどハマりし、その結果全ての決断を占いに依存するようになる人がいます。
占いは余暇の楽しみとしてする分には問題ないと思います。
ですが、占いはあなたの根本的な悩みや問題を解決するわけではないですし、決断を占いに頼れば自分のせいではないので責任を回避できるかもしれませんが、
それで自分の人生の責任から逃れられるわけではありません。
どうして人は占いを信じてしまうのか、そのからくりを知ってうまく占いと付き合って欲しいなと思います。
【占いを信じてしまう理由】
1.バーナム効果
聞き慣れない言葉だと思います。
バーナム効果とは?
誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象
の事を指します。
例えば、以下の文章を読んでみてください。
・あなたはいつも真面目で勤勉ですが、興味のないことになると途端に物事を投げ出す傾向があります。
・つい人前では強がってしまうあなたですが、本当は甘えん坊な一面も持ち合わせています。
誰にでもあてはまりそうですよね?(笑)
生年月日の入力やその他テストらしきことをした後や、弱っている時、鑑定者に対して権威や信頼があるときに、
「そうそうそう!その通り!」
「いやーん。なんでわかっちゃうの?」
となり、これは実際にアメリカで実験済の効果なのです。
2.アドバイスを実行した結果、占いの通りになった
占いで示されたアドバイスを素直に実行した結果、それが実現した場合などは、占いを無条件に信じることになります。
例えば、
「今日はカフェでゆったりと過ごすと運気が上がるでしょう」
と言われて、素直にスタバに行ったあなた。
カフェラテを飲んでいると、
・スタバのお姉さんが試食用のケーキを持って来てくれる
・たまたまテーブルの下に落としたスマホを横のイケメンが拾ってくれる
・何年も連絡の来なかった友人から連絡がきた
たぶん、すべてたまたま、偶然の出来事です。
しかしながら、アドバイスに従った結果、良いコトが3つも同時に起こりました。
「この占い、当たるわー」ってなりますよね(笑)
一番偉いのは‘素直に行動に移したあなたの努力’があったからまたまた良いことを引き寄せた、ということです。
本当は自分で引き寄せたのに、「占いのおかげ♪」となるわけですね。
【占いとの上手な付き合い方】
占いは楽しい側面もありますし、占い自体が悪いわけではありません。
・モヤモヤした気持ちを落ち着かせたい
・先が不安なので何か指針となるものが欲しい
・元気が欲しい
これらの気持ちで無料・有料問わず占うことで前向きになったり、行動を起こせるのであればいいと思います。
ですが、結果はあくまでも一時的なものであり、あなた個人が抱えている問題を根本から解決するものではないことは、上記ご説明の通りです。
欲しい答えが見つからないからといっていつまでも占いで答えを探し続けたり占いに依存しても、誰にでも当てはまる結果しか望めません。
答えは自分の外にあるのではなく、自分の中にある。